サッカー男子のパリ五輪アジア最終予選を兼ねたＵ―２３アジア杯で優勝し、８大会連続の五輪出場権を獲得した日本代表が４日深夜、開催地のカタールから羽田空港着の航空機で帰国した。到着ロビーに姿を現した大岩監督や選手たちは出迎えの声援ににこやかに応え、副キャプテンのＭＦ松木玖生（２１）＝ＦＣ東京＝はトロフィーを手に笑顔を見せ、「プロで優勝できたのは初めてで、すごく思い出に残る大会だった」と喜びを口にした。

　松木は全６試合に出場し、左足の技術力や強度の高いプレーで存在感を発揮した。ただ、松木自身はプレー内容に満足していない様子で、「６試合あった中で１得点だけだったので、ちょっと少ないなと思った」といい、「自分としてはちょっと悔しい大会になったので、さらに結果を求めてできるように自チームで成長したい」と貪欲だった。