◇22日 巨人―中日(東京ドーム)

 中日・福永裕基内野手(27)が1回に放った大飛球の判定に球場がざわついた。

 1死一塁の場面で、2ボール1ストライクから巨人の先発・堀田が投じた真ん中133キロスライダーをとらえた。打球は左翼ポールを巻くようにしてスタンドインしたかに見えたが、三塁塁審はファウルと判定した。

 立浪和義監督(54)がすかさずベンチから飛び出して、リクエストを要求。リプレー検証を行った結果、打球は左翼ポールのわずか外側を通っており、判定は覆らず。先制2ランは幻となった。福永は四球をもぎ取り好機を広げたが、続く細川が三塁への併殺打に倒れて、先発・小笠原に6試合ぶりの援護点を送ることはできなかった。