顔の土台である、骨格に着目した新発想の骨格小顔メソッド。今回は実践編です。1分以内でできる簡単なメソッドなので一度覚えたら身につきやすいのも魅力のひとつ。骨格小顔メソッドを行うときの注意点やコツなどを教えてもらいました。
力を入れすぎるとNG! 鏡の前でビフォーアフターを確認するのがおすすめ
――骨格調整メソッドはいつでもどこでも気軽にできる点が魅力です。実践するにあたって、何か気をつけるべきポイントはありますか?
オンラインイベントで一緒に書籍の骨格小顔メソッドをやってみたのですが、「思ったより力を入れなくていいんだ」「短くていいんだ」等一生懸命やりすぎていたという声が多かったです。
どこかトレーニングみたいに思っている人が多いようなのですが、力を入れすぎると骨が動かなくなるので効果が出ません。あと逆に皮膚だけ動かしてマッサージのようにしている人もいるようでした。骨をしっかり感じて、動かすのが一番ポイントなので、そこを意識するのが大切ですね。
――なるほど。まずはしっかりと自分の骨格を意識し、理解すると。
今、自分がどこの骨を触って、どのように動かすといいのか、しっかりと理解しながらやるといいので、まずは書籍や動画などで手順を確認してみてください。鏡の前で、一工程ずつ見比べてみるとビフォーアフターの変化がわかりやすくなるのでおすすめですよ!
【実践その①】フェイスラインのたるみを引き締める! 骨格小顔メソッド
フェイスラインがたるむ理由は、背骨が曲がっていることに関係があります。背骨をしっかり伸ばすために、腕を外側に動かすことであごもシャープになるんです。背中もシャキッとする気持ちのいいメソッドです。
◆ステップ1:顔を上げてほおに手を当てる
指先が下になるようにほおに手を当てる。フェイスラインを軽く持ち上げた状態でキープ。
◆ステップ2:腕を外側へひねる
――たしかに重力には逆らえないですものね。年齢を重ねると二重顎になったり頬がたるんできたり。そんなイメージがありますが、それも骨格を調整することで改善されるんですか?
わきの下からひじまでの3ヶ所を外側にゆっくりひねっていく。これを2〜3往復繰り返す。
◆ステップ3:斜め後ろを向いてステップ2と同様に外側へひねる
ほおに手を当てたまま、顔を後ろに向ける。体は正面をキープし、わきの下からひじまで3ヶ所を外側に2〜3回ひねる。これを2〜3往復繰り返す。背筋が伸びることで下あごの骨格がシャープになりますよ。
◆ステップ4:反対側も同様に行う
【実践その②】口角を引き上げる骨格小顔メソッド
次はフェイスラインのたるみに直結する口もとのケアをご紹介。前かがみの姿勢が続いて下がってしまった上あごを、あごの裏側にある後ろの後頭骨を動かして調整していきます。ほうれい線やマリオネット線のシワが気になる人は試してみて!
◆ステップ1:顔を上げ、指の腹を使ってほうれい線を伸ばす
ほうれい線を少し伸ばして皮膚を押さえる。
◆ステップ2:反対側の手を頭の後ろにセットし頭の後ろをゴソゴソ揺する
上を向いたまま、耳の裏周辺に手をセットし、頭の後ろあたりの頭皮をゴソゴソ揺らす。目安は20〜30秒。ここの筋膜の癒着をはがすことで、骨が本来あるべき位置に! すきまがなくなり、シワへも効果が。
◆ステップ3:反対側も同様に行う
【実践その③】肌のハリ・ツヤをアップさせる骨格小顔メソッド
肌のハリ・ツヤをアップさせるには、デコボコした頭蓋骨を丸く小さく整える必要があります。そこで顔の深部にある鼻の空洞などに空気を入れ、骨格を球体に戻しましょう。やってみると鼻の通りがよくなって気分もすっきり!
◆ステップ1:片方の鼻を押さえて反対の指で頬骨を引き上げ、空気を入れる
深く息を吸って、3〜5回空気を入れる。指2本で頬骨を上げたり下げたりすると空気が入りやすい。
◆ステップ2:目頭を引き上げて空気を入れる
深く息を吸って、3〜5回空気を入れる。目頭と眉頭を持ち上げると空気が入りやすい。
◆ステップ3:眉頭を引き上げて空気を入れる
深く息を吸って、3〜5回空気を入れる。眉頭を持ち上げると空気が入りやすい。
◆ステップ4:反対側も同様に行う
顔の片方のパーツだけでやって比べてみると、やった方だけ顔がシュッ!と引き上がり、驚くことでしょう。力を入れず、慣れるとササッとできるお手軽なメソッドばかりなのも嬉しいところ。
明日からでも始められる簡単小顔セルフケア。自分の骨格の美しさを引き出すこのメソッドを毎日の習慣にして、笑顔いっぱいの人生を手に入れちゃいましょう。
三木まゆ美
Instagram:@mona.risa.mm
YouTobe:https://www.youtube.com/@bodymaketubu7043
取材=桐生奈奈子
写真=深野未季