公開記念舞台あいさつに登壇

　俳優の清原果耶が3日、都内で行われた日台合作映画『青春18×2 君へと続く道』公開記念舞台あいさつに、ダブル主演のシュー・グァンハン、共演の道枝駿佑（なにわ男子）、黒木華、メガホンをとった藤井道人監督とともに登壇した。

　日本と台湾を舞台に、“初恋の記憶”をめぐり18年前と現在の思いが切なく交錯するラブストーリー。18年前の高校生時代は台湾のカラオケ店でバイトをし、現在はゲーム会社の代表を務めていたが、突然解任されてしまったジミー役を演じるシュー・グァンハンと、18年前にバックパッカーとして台湾に訪れた際に財布をなくし、ジミーが働くカラオケ店で住み込みで働いていたアミ役を演じる清原がダブル主演を務める。

　ステージに登壇した清原は「いよいよ今日から映画が公開になるということで、昨日の晩は緊張して寝られませんでした。今もちょっと足が震えているんですけど（笑）、こんなにもたくさんの方々に作品が届いたと思うとすごくうれしいです」とあいさつし、本作を見終えた観客に「いかがでしたか？」と尋ね、温かい拍手を送られると「みなさんすごく温かいお顔で出迎えてくださったので、ちょっとだけ安心しています」とにっこり。緊張は解けてきたか追求されると「全然震えています（笑）。ズボンを履いていてよかったですなって感じです（笑）」とちゃめっ気たっぷりに笑った。

　また、藤井監督とは本作で3度目だそうで「3回もご一緒させていただけるのもうれしいですし、しかも国際プロジェクトに呼んでいただけたことが光栄で、いま自分が持っているすべてで取り組もうという気持ちだけを抱えて現場に臨んでいましたね」と打ち明け、チャレンジングだった点については「国際プロジェクトという言葉に初めは緊張してしまったんですけど、実際に現場に入ってみるといい意味で何も変わらなかったというか、台湾では台湾のスタッフ、キャストのみなさんと一致団結して、日本では日本のみなさんとということだけだったので、自分自身ができることを頑張ればというところは今までと変わらなかったですね」と吐露した。

　さらに、印象に残っているシーンを聞かれたシュー・グァンハンが、清原と一緒にバイクに乗るシーンを挙げ「果耶さんはバイクに乗るのが初めてと聞きました。確かに走っているときに心配している様子でした」と打ち明けると、清原は「2人乗りをしたのが初めてで、どこに捕まっていいのかもわからなくて遠慮して乗っていたんですけど、出発したらお尻が浮くくらい速くて（笑）、それじゃダメだよってグァンハンさんに教えてもらって、そこからは慣れて楽しんで撮影できました」と笑顔を見せた。ENCOUNT編集部