福島県いわき市のスパリゾートハワイアンズを運営する常磐興産の2023年度の連結決算は、2年連続の黒字となりました。

常磐興産によりますと、2023年度の連結決算は、売上高が約148億8100万円で、前の年度に比べて11%ほど増えました。

最終的な利益に当たる純利益は、9億3400万円で「増収増益」となり2年連続の黒字決算です。

新型コロナの5類移行で、スパリゾートハワイアンズでは、日帰りだけでも1年間で93万人が来場するなど、旅行市場が回復傾向になったことで、観光事業の分野では過去最高益となりました。

一方で、エネルギー価格の高騰などの不安材料については、効率化を図り経費を圧縮したとしています。

■常磐興産 藤巻康一取締役執行役員

「エネルギーコスト、食材の値上げというのは、我々の収益を圧迫する要因でございますので、電気料金については、自家発電などをピーク時に利用したりして(コストの)上昇を抑えた」

2024年度の業績予測について常磐興産は、2023年度より7億円余り多い、156億円の売上高を見込んでいます。