2020年、福島県福島市の当時80代の男性からキャッシュカード1枚を盗んだ疑いで、なりすまし詐欺の「受け子」とみられる26歳の男が逮捕されました。

窃盗の疑いで逮捕されたのは、南相馬市の無職の26歳の男です。

警察によりますと、男は、2020年1月、共犯者とともに市役所や金融機関の職員になりすまして、福島市に住む当時80代の男性に対し、「保険料の還付金があります」「今の古いカードは更新の手続きが必要で、交換する必要があります」などとうその電話をかけ、その後、男性の自宅を訪れ、男性から預かったキャッシュカード1枚を封筒に入れた後、別の封筒とすり替えて、盗んだ疑いが持たれています。

警察は、2020年に男性からの届出を受け、捜査を継続していたところ、男が関与した疑いが強まったとして逮捕しました。

警察は、男の認否について、「捜査に支障がある」として明らかにしていません。

警察は、男がなりすまし詐欺の「受け子」とみて、他に余罪がないか調べを進めています。