コンビニ各社ではプライベートブランドを展開しており、その他の商品に比べると価格が安めに設定されている傾向にあります。 そんなプライベートブランドを活用して、節約できるか悩む方もいるでしょう。 今回はコンビニで売られているプライベートブランドについて、概要や利用するメリットをまとめました。
コンビニで売られているプライベートブランドとは?
プライベートブランドとは、本来商品の企画や開発を行わない企業が独自に販売している商品のことです。
プライベートブランドでは製造のみを外部工場に委託する形式が多く、開発コストが抑えられています。
そのため、小売価格もほかの商品に比べて安くなることが多いようです。
マイボイスコム株式会社が行った「『プライベート商品』に関するインターネット調査」によると、プライベートブランド商品を週一回購入する人は4割弱ほどいるようです。
選ぶ理由としては、「コストパフォーマンスがいい」「価格を抑えたい、安いものを買いたい」と回答した方が全体の半数程度いることが分かりました。
コンビニのプライベートブランドを利用するメリット
コンビニのプライベートブランドは、スーパーや百貨店などを利用するのに比べてさまざまなメリットが考えられます。
ここでは具体的なメリットとして、3つの内容を見ていきましょう。
●店舗数が多いため手軽に手に入る
●店内の広さが程よく、目的の商品を見つけやすい
●プライベートブランドで取り扱われている商品が増えてきている
店舗数が多いため手軽に手に入る
コンビニのプライベートブランドを利用するメリットとして、店舗数の多さがあげられます。
コンビニの大手3社の合計店舗数は、約5万店舗です。
対して、全国にあるスーパーマーケットの店舗数は約2万店舗といわれており、2.5倍ほどの差があります。
このことから、コンビニで取り扱われているプライベートブランドの商品を手軽に手に入れやすいといえるでしょう。
通勤途中や仕事帰りなど、通り道にある店舗を利用できるのは、コンビニであるからこそのメリットです。
店内の広さが程よく、目的の商品を見つけやすい
コンビニのプライベートブランドを利用するメリットとして、気軽に入りやすい点、店内の広さが程よい点があげられます。
店内のどこに商品があるか迷うことが少ないため、自身が目的としている商品も見つけやすいはずです。
また、コンビニの陳列はある程度のレイアウトが決まっています。
そのため、どの店舗を利用しても目的の商品は同じ場所に陳列されている可能性が高いでしょう。
迷うことなく求める商品にたどり着けるのは、コンビニのプライベートブランドを利用するメリットといえます。
プライベートブランドで取り扱われている商品が増えてきている
コンビニのプライベートブランドが普及し始めてから、取り扱われている商品が増えてきているのもメリットとしてあげられます。
コンビニの大手3社で取り扱われているプライベートブランド商品の例としてあげられるのは、以下の通りです。
●総菜
●飲料
●パン
●冷凍食品
●生活雑貨
各社さまざまな商品を取り扱っているため、コンビニに行けば必要なものがすべてそろうといったケースも少なくありません。
価格自体も安く設定されていることが多いため、スーパーや百貨店などで購入するよりも安く済む可能性が高いです。
プライベートブランドのデメリット・注意点
コンビニのプライベートブランドを利用する場合に考えられる消費者のデメリットとして、商品の選択肢が減ってしまう点があげられます。
プライベートブランドはコンビニ側の利益率が高くなるようです。
そのため、どのコンビニもプライベートブランドの販売に注力する傾向にあります。
コンビニ側がプライベートブランドの販売に注力すると、商品の種類が減り、選択肢が少なくなってしまうかもしれません。
また、指定ごみ袋や切手など、プライベートブランドとして取り扱えない商品も存在します。
このほか、製造元が明記されていない商品がある・希望する商品がプライベートブランドにないなどはデメリットになりうるでしょう。
コンビニのプライベートブランドをうまく活用すれば節約につながる可能性はある
コンビニのプライベートブランドは、さまざまなジャンルの商品を取り扱っています。
一般的に流通している商品に比べると価格は安めに設定されているため、うまく活用すれば節約につながる可能性はあるでしょう。
ただし、価格が安いだけで選ぶことはやめましょう。
安いという理由だけで購入すると、想像していた商品と異なり、買い直さなければいけないかもしれません。
しっかりと節約につなげるためにも、自分に合ったプライベートブランドの活用方法を見つけてください。
出典
マイボイスコム株式会社 『プライベートブランド商品』に関するインターネット調査
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー