「車を持っていない」または「持っていても自由に使えない」と言う知人や友人の送り迎えをしてあげた経験がある人もいらっしゃるでしょう。   たとえ「ついで」だとしても、買い物のたびに毎回送り迎えをしたうえに、ろくにお礼も言われないようではモヤモヤしてしまうのも当然のことだと思います。   本記事では、車のない人からタクシー代わりに使われた事例や、タクシー代に換算した場合の費用、車をあてにされたときの断り方についてご紹介します。

車がない人からタクシー代わりに使われた経験は意外と多い

車がない人からすると、車で自由に移動できる人は便利に見えるでしょう。
 
今回の事例のように、買い物のたびに毎回送り迎えを頼まれる以外にも、車のない人から車をあてにされるケースは意外と多いようです。
 
例えば、車を自由に使えないママ友から「一緒に買い物へ行こう」と誘われて毎回車を出すことになったり、子どもの習い事の送り迎えで同乗をあてにされたりすることなどもあります。
 
このように、子ども同士のつながりがある場合は、関係が悪くなることをおそれて「断らないのではないか」と思われてしまうのかもしれません。
 
また、通勤で車を使用している場合は、同僚から家まで送るよう頼まれることもあるでしょう。時々なら気にならないかもしれませんが、毎回となるとモヤモヤを抱えることになりそうです。
 

タクシー代に換算するといくらかかる?

東京都23区における一般的なタクシーの運賃料金は表1のようになっています。
 
表1

料金
距離制運賃 初乗(1.096キロメートルまで) 500円
加算(255メートルごとに)100円
時間距離併用制運賃 時速10キロメートル以下で走行した場合
1分35秒ごとに100円加算

※筆者作成
 
距離制運賃から計算すると、移動距離ごとのおよその料金は以下のようになります。
 

・2キロメートル:900円
・3キロメートル:1300円
・5キロメートル:2100円
・10キロメートル:4000円

 
このように、タクシー代に換算してみると移動距離によっては数千円のお金がかかることが分かります。
 

車をあてにされたときの最適な断り方は?

本来、車がない人はタクシーや電車を利用するなどの方法を考える必要があります。そのため、車をあてにされてモヤモヤした気持ちになる場合は、きちんと断った方がよいでしょう。
 
断ることで関係性が悪くなることが心配であれば「今日は体調が悪いので」「用事があるので」というような断り方をすることをおすすめします。「毎回の送り迎え」が当たり前にならないようにすることが大切です。
 

車での送り迎えは上手に断ることが大切

車を持っていない知人を買い物のために毎回送り迎えすることは、当たり前にできることではないでしょう。
 
本来であれば、その知人はお金を払ってタクシーや電車などで移動する必要があります。お礼もなく乗られることが不満であれば、はっきりと断ることが重要です。はっきりと伝えることが難しいときは「今日は体調が悪いので」「用事があるので」など、角を立てないように断ることをおすすめします。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー