職場に向かう前に、コンビニやお気に入りのコーヒーショップでカフェラテをはじめとしたコーヒーを購入することを、毎日のルーティンとしている人もいるでしょう。朝のコーヒーには眠気を覚ます効果があり、まだ残る眠気からシャキッと目覚めさせてくれる欠かせないものと感じている人も多いのではないでしょうか。   そんな朝の活力となるカフェラテですが、「ちりも積もれば山となる」ということわざにもあるように、毎日仕事に行くたびに購入しているとけっこうな金額になります。カフェラテの香りに癒やされる一方で、財布の中身を見ると心は重くなることもあるでしょう。   毎日カフェラテを購入することは「無駄遣い」になるのでしょうか。本記事では毎日のカフェラテ代への考え方と、その節約方法について解説していきます。

毎日のカフェラテ代、ちりも積もれば山となる

350円のカフェラテはそれ単体でみると、それほど大きい額ではありません。しかし出勤のたびに購入していると、平日20日出勤している場合では1ヶ月あたり7000円、年間では8万4000円にもなります。
 
8万円あれば国内旅行に行くとか、気になっていたブランドのバッグを購入する費用にもなるでしょう。このように考えると毎日のカフェラテ代を「もったいない」と思う気持ちも自然といえるでしょう。
 
また、年間でかかるカフェラテ代の額を他の必要経費や趣味に充てた方が、有効的なお金の使い方という見方もできます。さらに毎月の支出がギリギリあるいはマイナスになっている人にとっては、カフェラテを毎日購入することは、生活に見合っていない「無駄遣い」といえるでしょう。
 

カフェラテが仕事のモチベーションになっていることも

カフェラテを毎日購入することが「無駄遣い」であるかというと、そうともいえない一面もあります。毎日1杯のカフェラテが仕事の活力になっている場合は、「無駄遣い」ではなく「毎日の投資」や「必要経費」ともいえます。
 
また、カフェラテを我慢することによって、代わりに自販機でジュースを買ったり、口さみしいからとお菓子を購入したりすると、場合によってはカフェラテ代よりも高くつくこともあるでしょう。
 

節約の仕方

カフェラテを飲みたいけれど、やはり毎日350円かかる出費は抑えたいという人は、可能な範囲での節約を考えましょう。例えば、今まで購入していたものよりも安いカフェラテをコンビニで購入するという方法があります。事前にスーパーやドラッグストアでまとめ買いをしておくとさらに費用を抑えることもできます。
 
また、自宅でカフェラテを作ってタンブラーに入れて持ち運ぶのもいいでしょう。最近はペットボトル飲料のコーヒーやドリップコーヒーも種類豊富でおいしいものもたくさんありますので、お気に入りのものを見つけるのも楽しいかもしれません。
 

350円のカフェラテへの価値観は人それぞれ

毎日購入する350円のカフェラテ代を「必要経費」ととらえるか、「無駄遣い」ととらえるかは人それぞれです。
 
しかし毎日の支出はわずかとはいえ、年間8万円の出費は高額と感じる人も多いでしょう。この費用を負担しても、カフェラテが仕事のモチベーションとなっている場合は無理にやめる必要はありません。
 
しかし、カフェラテ代を抑えたいと思っている人、または飲んでいるカフェラテの種類に特にこだわりがない人であれば、普段は節約して給料日に奮発したカフェラテを買うなど、毎月の特別な楽しみに変更するのもいいでしょう。
 
執筆者:渡辺あい
ファイナンシャルプランナー2級