いわき市のスパリゾートハワイアンズのダンシングチーム「フラガール」が出前授業をする「フラガールきずなスクール2024」は7日、福島市の水保小で開かれた。いわき市外での開催は初めて。現役ダンサーが東日本大震災やコロナ禍の経験から、何事も諦めずに続ける大切さなどを伝えた。

 常磐音楽舞踊学院創立60周年記念事業。箕川葉月さんと新妻愛海さんが訪れ、3年生から6年生までの43人が参加した。

 2人は小学生の時に発生した震災の被災体験を話し、避難訓練の重要性などを語った。箕川さんは観客の前に立てなかったコロナ禍を乗り越え、再び踊れるようになった日々に触れ、「つらいことがあっても希望を持って頑張ればいいことがある」と話した。新妻さんは「今を大切に後悔しないよう生活してほしい」と呼びかけた。

 最後に児童たちと踊り、フラショーを披露した。

(県北版)