全国農業協同組合中央会(JA全中)の特別功労表彰(紅綬)を受けたJA福島中央会最高顧問の菅野孝志氏(72)の受賞祝賀会は9日、福島市のウェディングエルティで開かれた。

 約150人が出席した。

発起人代表の管野啓二JA福島五連会長があいさつし、宍戸潤一県県北農林事務所長、鈴木理県農業会議会長、亀岡偉民衆院議員、藤間則和JA全中常務理事が祝辞を述べた。菅野氏は弘子夫人(66)と共に、菅野陽希さん、菅野灯馬さん、桜沢彩花さん、桜沢優花さんの4人の孫とJA福島厚生連の高久忠理事長から記念品や花束を贈られた。

 菅野氏は「多くの方に支えられ、この日を迎えられた。東日本大震災前の(本県農業産出額)2330億円を突破できるよう挑戦しなければならない。励ましの言葉を糧に今後も精進したい」と謝辞を述べた。

 菅野氏は福島市松川町出身。福島農蚕(現福島明成)高、県農業短期大学校卒。旧JA新ふくしま、JAふくしま未来の両組合長を経て、2019(令和元)年6月から3年間、JA福島五連会長を務めた。2020年8月には本県関係者で故佐藤喜春氏以来、30年ぶり2人目となるJA全中副会長に就任。昨年8月まで務め、本県を含め全国の農業振興に尽力した。現在はJA福島厚生連最高顧問を務めている。

 福島民報社から芳見弘一社長が出席した。