5年前のきょう、天皇陛下は上皇さまから皇位を受け継ぎ、126代の天皇に即位された。

直後には、アメリカのトランプ前大統領を国賓として迎え、天皇としての歩みが始まった。

「即位礼正殿の儀」では191の国と地域から代表者が参列し、即位を宣言された。

祝賀パレードで約12万人から祝福を受け、天皇としての活動を本格的に始めようとした矢先、コロナ禍に見舞われた。

各地への訪問は中止となり、交流の機会が失われる中、陛下は活動にオンラインを取り入れ、初めてビデオメッセージを寄せられた。

2022年秋には、約3年ぶりに地方への訪問が再開し、即位後初めて太平洋戦争の激戦地・沖縄に足を運ばれた。

また、能登半島地震の被災地を2カ月連続で見舞い、被災者に寄り添う姿勢を示された。

象徴として「常に国民を思い、苦楽を共にする」という思いを大切に、皇后さまとともにさまざまな人たちと交流を重ねられている。