台湾東部の地震から5月3日で1カ月。
復旧が急がれる被災地では、日本人のボランティアも被災者の暮らしを支えている。

地震の死者はこれまでに18人、いまも2人が安否不明となっている。

厳しい生活が続く現地で食事の支援をしているのが、日本のボランティア団体の西城幸江さんたち。

西城さんは宮城・南三陸町出身で、2011年に東日本大震災で家を失った。

ピースウィンズ・ジャパンの西城幸江さん「台湾に震災の恩返しができたらと思って、いま取りかかっている」

被災して店が開けられない観光地・太魯閣(タロコ)公園の飲食店にお弁当を発注し、それを被災者に届けている。
お弁当はすぐになくなるという。

西城さん「少しでも、日々の生活の中の楽しみになっているかなと思っている」

お弁当を受け取った人「心にしみた。将来、私も同じようなことをしたい」

感謝の気持ちから生まれた支援が、被災地の暮らしを支えている。