15日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は続伸し、前日比349ドル89セント高の3万9908ドルで取引を終えた。3月末以来約1カ月ぶりに過去最高値を更新した。

アメリカの労働省が朝方に発表した4月の消費者物価指数は去年の同じ月と比べて3・4%上昇し、市場予想と一致。FRB=連邦準備制度理事会による利下げ先送りに対する警戒感が和らいだことも買い注文に繋がった。

今月に入ってからのダウの上げ幅は2000ドルを超え、取引時間中には初の4万ドル台に65ドル程度まで迫る場面もあった。

ハイテク株主体のナスダック総合指数も3日続伸し、231.21ポイント高の1万6742.39と2日連続で最高値を塗り替えた。