後半アディショナルタイムのFK弾で沼津が大阪に劇的ドロー

 J3アスルクラロ沼津は4月28日、リーグ第11節でFC大阪と対戦し2-2で引き分けた。アウェーに乗り込んでの一戦を劇的ドローに持ち込んだ強烈な一撃が反響を呼んでいる。

 沼津はこの試合、前半立ち上がりの10分にFW古川大悟のゴールで先手を取られる。しかし同30分、FW和田育が獲得したPKを自らがきっちり決めて試合を振り出しに戻した。

 そのまま後半に入るも、沼津は同30分にコーナーキックから大阪FW島田拓海にヘディングシュートを決められ、またしてもリードを許す。そのまま試合終了かと思われたアディショナルタイム5分、途中出場のDF宮脇茂夫がゴール前のフリーキック(FK)を沈め、沼津は劇的な形で勝ち点1を手にした。

 沼津が意地を見せたこの試合で、宮脇の鮮烈なFK弾に脚光が当たっている。ボールがセットされたのは、ゴールほぼ正面のペナルティーアーク内。相手全員が壁を作るなか、宮脇はゆっくりとした助走から左足一閃。強烈なインパクトで放たれたボールはゴール左上隅に突き刺さった。

 Jリーグ公式YouTubeチャンネルは試合後、「まるでロベカル?ボスナー?宮脇茂夫が土壇場で同点に追いつく強烈FK!!」とメッセージを添えてこの一撃を紹介。すると、コメント欄には「これはすげぇ」「はっや」「バルベルデ砲」「そのうちネットが破れるよ」「FC大阪の選手が悔しがることすら出来ないくらい呆然としてるな」など、驚嘆の声が多く寄せられた。

 新潟経営大から今季新加入の宮脇にとって、今回のFK弾が嬉しいJリーグ初ゴール。強烈な左足の持ち主が今後どのような活躍を見せるか注目される。

FOOTBALL ZONE編集部