16歳FW津田愛乃音の才能に大会公式注目

 U-17日本女子代表は、インドネシアで開催のU-17女子アジアカップ初戦のタイ戦で4-0と快勝。2ゴールと躍動した16歳ストライカーにAFC(アジアサッカー連盟)大会公式SNSが脚光を当て、「卓越した才能」と熱視線を送っている。

 今年10月にドミニカ共和国で行われるU-17女子ワールドカップ(W杯)への出場権を懸けた今大会の初戦で、日本は白星発進。後半6分、キャプテンのMF眞城美春が均衡を破る右足シュートを沈めると、その後3ゴールを加えた。

 とりわけ注目を集めたのが、ハーフタイム明けから出場した16歳FW津田愛乃音だ。2-1とリードして迎えた後半24分に右足で1点目、終了間際の後半41分には右からのクロスを頭で合わせてこの試合2点目を叩き出し、いきなり躍動した。

 ポテンシャルを感じさせたのが、1点目の場面。ゴール正面でロングボールを収めると、相手のマークを物ともせず、反転シュートを沈めた。得点嗅覚はもちろん、シュートまでに行き着くまでの技術には目を見張るものがあった。

 大会公式SNSは、グループ初戦で際立つ活躍を見せた4人のタレントに脚光を当て、その1人に16歳の津田を選出。タイ戦で決めた2ゴールの動画を添えつつ「卓越した才能」と、有能ぶりに熱視線を送っている。

 171センチと恵まれた体格を持つ津田は、マイナビ仙台レディースユース所属ながら昨年9月にトップチームへ2種登録され、2023-24シーズンのWEリーグカップで最年少出場記録を更新(当時15歳9か月25日)。類まれな才能を誇る16歳のさらなる活躍に期待が膨らむ。

FOOTBALL ZONE編集部