浦和ソルバッケン初出場も得点ならず

 浦和レッズは5月22日にルヴァンカップの1stラウンド3回戦でV・ファーレン長崎と対戦。相手に退場者が出た後に決勝点を許して0-1の敗戦となり、大会からの敗退が決定した。

 浦和は直近のリーグ戦からスタメンを4人変更し、負傷離脱していたキャプテンのDF酒井宏樹も復帰。ベンチメンバーにはノルウェー代表FWオラ・ソルバッケンが来日後に初めて公式戦のメンバー入りし、MF岩尾憲も負傷から戻った。

 前半は浦和がボールを持つものの、長崎のミドルブロックを崩すことができずに試合が推移。両者ともにゴールチャンスがないまま0-0でハーフタイムを迎えた。

 後半に入るとハーフタイムでFWチアゴ・サンタナとDF佐藤瑶大を投入するなどの修正を経て、ゴール正面からのフリーキックも獲得するなど浦和がよりゴール前に迫る回数が増えた。しかし、なかなか決定機を作れないなかでヘグモ監督は後半21分にMF渡邊凌磨とMF伊藤敦樹に代え、ソルバッケンと岩尾を投入した。

 すると数分後に左サイドの深い位置でボールを受けてソルバッケンが突破を狙うものの、長崎DFモヨ・マルコム強志が身体を入れてゴールキックに。しかし、ここでの競り合いに怒りを見せたモヨがソルバッケンに頭突きをしてしまい、審判団が協議した末に山下直美レフェリーがモヨにレッドカードを提示。ソルバッケンにもイエローカードが出た。

 長崎が10人になって浦和が数的優位を得る展開になったが後半33分、長崎は左サイドからMFマルコス・ギリェルメがクロスを入れるとFWフアンマ・デルガドが相手と競り合いながらヘディングでゴール。その後、浦和はMF武田英寿を投入するなどより失点を取り返そうと猛攻を見せるも、このまま試合は終了した。

 これにより浦和はルヴァンカップからの敗退が決定。今季は天皇杯に出場できないため、今季はJ1リーグ戦での試合を残すのみになった。

FOOTBALL ZONE編集部