オウンゴールで神戸が追い付かれる展開からPK戦までもつれる

 カターレ富山は5月22日にルヴァンカップの1stラウンド3回戦でヴィッセル神戸と対戦。延長戦まで120分の戦いを終えPK戦の末に勝利し、昨季のJ1王者を相手に番狂わせを演じた。

 J3の富山はここまでモンテディオ山形、清水エスパルスとJ2勢を連続で撃破して3回戦に進出してきた。そのゲームで、昨季のJ1王者の神戸は前半19分にMF飯野七聖のラストパスを中央でMF井出遥也が決めて先制に成功した。

 しかし後半25分、富山が右サイドからクロスを入れると中央で神戸DF広瀬陸斗の頭に当たったボールがそのままゴールへ吸い込まれ、オウンゴールで1-1の同点となった。その後、延長戦でも両チームに決勝点は生まれずに決着はPK戦に持ち越された。富山は同2回戦の清水戦に続くPK戦となった。

 そして先攻の神戸は1人目のFW宮代大聖がクロスバーに当てて失敗。その後は両チームが次々に成功させていき、富山は5人目のDF川上優樹が冷静にゴール左へ蹴り込みPK戦のスコア5-4で勝利した。

 これにより富山は16強相当となるプレーオフラウンドに進出し、北海道コンサドーレ札幌とホーム&アウェーで対戦することが決まった。J3勢から唯一の勝ち残りとなり、大きな番狂わせを起こすことに成功した。

FOOTBALL ZONE編集部