UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)準決勝1stレグ、バイエルン・ミュンヘン対レアル・マドリードの試合が現地時間4月30日に行われ、試合は2-2の引き分けに終わった。レアルを率いるカルロ・アンチェロッティ監督が終盤の交代策について説明したと、英紙『ザ・スタンダード』が報じている。

 アンチェロッティ監督は、ヴィニシウス・ジュニオールやジュード・ベリンガム、ロドリゴなどを先発起用。24分には、トニ・クロースからパスを受けたヴィニシウスが右足でゴールを決めて、レアルが先にリードする。しかし、53分に失点して同点に追いつかれると、57分にはバイエルンのハリー・ケインにPKを決められ、相手に逆転されてしまった。それでも83分、ヴィニシウスのPKで再び振り出しに戻す。その後はお互いに得点はなく、試合は2-2の引き分けに終わった。

 1点を追いかける展開の75分にアンチェロッティ監督は、ベリンガムを下げてルカ・モドリッチを投入。また、クロースに代わってブラヒム・ディアスが途中出場を果たしている。チームの要の二人を交代させた理由について、アンチェロッティ監督は「我々はもう少しエネルギーが必要だった。クロースは非常に良いプレーをしていたし、ベリンガムは足がつっていた。しかし、私はフレッシュな足を持っていたので、何かを変える必要があった。ベンチには良い選手がいるし、このチームの利点を使わなければならない」と説明している。