●DF:リース・ジェームズ(チェルシー/イングランド代表)

 サッカー選手は常に怪我と隣り合わせだ。1つの怪我でキャリアを棒に振ってしまう選手もいれば、何度も大怪我を負いながらもその逆境を乗り越えて長く活躍する選手もいる。今回は世界最高級の才能がありながらも、怪我に苦しむキャリアを歩んでいる現役の”ガラスの天才”を紹介する。

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生年月日:1999年12月8日
今季リーグ戦成績:8試合0得点1アシスト

 今シーズンからリース・ジェームズは退団したセサル・アスピリクエタに代わってチェルシーの主将に就任した。しかし、毎シーズンのようにお馴染みとなってしまっているハムストリングの負傷が明らかとなり、昨年12月には手術を決断。直近はトレーニングに復帰をしているそうだが、彼の負傷癖を考えると、無理に試合に出さないまま今シーズンが終わる可能性もある。

 このイングランド代表DFはウィガンへとローン移籍していた2018/19シーズンは、リーグ戦45試合に出場するなど万全のコンディションだった。しかし、チェルシーへと復帰をしてからは毎シーズンのように負傷を繰り返しており、中でもハムストリングの問題は彼のキャリアを妨げている。

 本来ジェームズは馬力があり、攻守両面で強みを見せる右SBとして高く評価を受けていた。そのポテンシャルを考えるとチェルシーだけでなく、イングランド代表でも不動のスタメンに定着できるだけの能力の持ち主だと言えるだろう。しかし、直近は調子が上がり始めたタイミングでのハムストリングの負傷が続いており、昨年3月を最後に代表とは疎遠に。チェルシーでもマロ・ギュストの台頭もあってポジションが安泰とは言えず、まずは怪我の癖を治すことが今後のキャリアに向けての最重要課題となってきそうだ。

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