UEFAヨーロッパリーグ(欧州EL)決勝戦、アタランタ対バイエル・レバークーゼンの試合が現地時間22日に行われた。試合は、アタランタが3-0で見事勝利しEL優勝を決めている。スペインメディア『MUND DEPORTIVO』は、51戦無敗記録を破る原動力となったアタランタFWアデモラ・ルックマンについて報じている。

 シャビ・アロンソ監督率いるレバークーゼンは、今季ここまで公式戦51戦無敗。ブンデスリーガ史上初の無敗優勝を成し遂げており、絶好調のチーム状態の中でアタランタとのEL決勝に臨んだ。

 しかし、この試合ではアタランタのFWルックマンが躍動した。決勝という大舞台で、見事ハットトリックを決めてクラブを史上初のEL優勝に導いている。同メディアは、「ルックマンとは何者なんだ?」と述べた上で、同選手を次のように紹介していた。

「ルックマンは51戦無敗を続けていたシャビ・アロンソ監督のチームの無敗記録を破り、アタランタ史上初となる欧州でのタイトルを獲得した。ナイジェリア人ストライカーは、素早くてパワフルで大胆なアタッカーである。相手をめちゃくちゃにしてやるという強い気持ちを持つ選手がどんどん少なくなっているが、彼はそれをやる。時にはやりすぎることもあるが、彼は自分が優れていることを知っており自信を持っている」

 また、同メディアはアタランタを長年率いてきたジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督の手腕も称賛しており、「イタリア人指揮官の手腕によってアタランタが奇跡を起こしていることは誰もが知っている」と述べた上で、「ルックマンのケースもその中の1つだ。彼は過去に所属していたチームではなかなか定着できず継続性がなかった。しかし、同指揮官は彼を最高の状態にしてピッチに送り出した」と、決勝での躍動は監督の影響も大きかったと伝えていた。

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