デキ婚をしたFさん夫妻。これからの出産や育児にかかるお金を貯めるため、Fさんは旦那さんの実家で同居をすることに。しかしそこには、まだ独身である小姑（義妹）がいました。
デキ婚に偏見のある小姑は、Fさんに嫌味を言ってくるように……。ところがある日、Fさんの〈実の父親と小姑〉が、意外なところで繋がりを持つことになり……！？
デキ婚なんて「親の顔が見てみたいわ！」
そんなある日、実の父親からある連絡を受けました。
「父さんな、そっちの署長に就任することになったんだよ」
じつは父親は、小姑と同じ「警察官」だったのです。それがなんと転勤で、小姑と同じ部署になったというのです！
この機会に、小姑のせいで困っていることを父親に話しました。
そして、父親の署長就任日当日。
私の携帯に小姑から電話がかかってきました──。
「なんで先に教えてくれなかったのよ！ あなたが署長のお嬢さんだったなんて知らなかったわよ！ わかってたら……もっと優しくしていたのに！！ 」
警察は超がつくほどの縦社会ですから、どうやら小姑は上司からこっぴどく叱られたようです。
その後、元気な赤ちゃんを産み、同居生活で貯めたお金でマンションを購入して新生活を送っています。
デキ婚に対する勝手な偏見で毎日嫌味を言われるなんて、たまったもんじゃないですね……。胎教に影響しなくて良かったです。
それにしても、まさか実の父親が救世主になってくれるとは……運命がFさんに味方をしてくれたエピソードですね。
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※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
Illustrator：碧海自由
ftnコラムニスト：岡田 圭
