球団公式YouTubeに投稿された動画が反響

 ドジャースの大谷翔平投手の振る舞いが、反響を呼んでいる。16日(日本時間17日)の試合では、心臓病と闘った13歳のアルバート・リーくんにサプライズで始球式での登板とスイートルームでの観戦をプレゼント。「素晴らしい行いだ」と称賛を呼んでいた。この様子は、球団公式YouTubeでは今季投稿されたものの中では一番の再生回数を記録している。

 アルバートくんは生後3日で心臓病と診断され、生後13日目で手術。その後も数年かけて、計3度の手術を受けていた。この日の試合前に会見場に招待されると、突然大谷が登場。「今日は来てくれてありがとう。今日君は始球式を投げるんだよ。 オッケー?」と、この後始球式を行うことを告げられた。

 ボブルヘッドデーということで、球団は大谷に真美子夫人の始球式を提案したようだが、大谷は「本人(真美子夫人)と話して、野球が好きな子どもだったり、あまり試合に観にこない子どもだったりとか、そっちの方がいいんじゃないかと思って」と断っていた。

 球団公式YouTubeでは、当日のサプライズの様子を振り返るアルバートくんのインタビュー動画が公開されている。アルバートくんは「衝撃だったよ。喋れなかったんだからね。10秒間くらい息ができなかったんだ。彼に会うのは初めてだったからね」と振り返っている。

 動画は25日時点で24万回再生で、同チャンネルの中では今季一の再生数を誇っており、ファンからは「とても美しい瞬間」「ショウヘイとマミコのアイデアだ」「子供にその機会を与えることを希望した。オータニ夫妻に敬意を表します」「あの子はこの瞬間をずっとずっと覚えているでしょう」「素晴らしいことです。心が温まりました」などと英語のコメントが多数寄せられている。(Full-Count編集部)