岐阜県池田町の中高生や学生らでつくる「養老鉄道応援団」は19日、同町池野の養老鉄道池野駅併設のまちづくり工房「霞渓舎(かけいしゃ)」で、鉄道玩具「プラレール」の運転会を開く。今年2月に試験的に開催したところ好評で、鉄道や施設の利用者増を目的に今後も定期的な開催を予定している。企画した済美高校(岐阜市)3年の今西諒介さんは「イベントが地域や鉄道をつなぐ交流の場になれば」と期待を寄せる。

 同応援団は同鉄道が地域の足として走り続けていくために、池田中学校の在校生や卒業生を中心に活動。毎月第3日曜日に同駅での清掃活動や、マルシェの開催などに取り組んでいる。

 2月に開いた運転会では、家族連れら約10人が参加した。鉄道好きの今西さんが所有するJRや名古屋鉄道の車両や橋脚などのプラレールが並べられ、厚紙に車両のデザインを描くコーナーも設けた。今西さんは「子どもはもちろん、親も一緒になって遊んでくれた。時間を忘れて楽しんでもらえ、開催して本当に良かった」と振り返る。

 今回は19日午後1時30分から開き、会場内にあるプラレールのほか、所有する車両や高架などを持ち寄って遊ぶこともできる。参加費は100円で、予約は不要。今西さんは「鉄道や霞渓舎に興味を持ってもらい、人が集まる場所になり、活性化につながれば」と狙いを語り、「自分で操作したり、写真を撮ったりして楽しんでもらえたら」と笑顔で呼びかけた。