洗濯時に柔軟剤を使うと、衣類やタオルを柔らかくふわふわな状態に仕上げてくれます。また消臭や芳香にこだわった製品も多く、お気に入りの香りを楽しんでいる人も多いのではないでしょうか。

とはいえ、誤った方法で使っても、その効果は発揮されません。洗剤メーカーとして知られるライオン運営の公式Instagram『ライオン Lidea-リディア』(lidea_lion)より、入れ方のコツを紹介します。

洗剤と一緒に衣類の上から…はNG

柔軟剤を使う際の注意ポイントとして、ライオン公式Instagramが指摘しているのは、『入れ方』についてです。洗濯機に洗剤を入れる際、衣類の上から投入する人も多いでしょう。そのまま一緒に柔軟剤も、というのは、誤った方法です。

ライオン公式Instagramによると、柔軟剤を洗剤と一緒に衣類の上から投入すると、お互いの効果を打ち消し合ってしまうとのこと。洗剤が持つ『汚れを落とす効果』も、柔軟剤が持つ『衣類をふんわり仕上げる効果』も、弱まってしまうため注意してください。

柔軟剤を入れる時は、洗濯機内に設置された、柔軟剤専用の投入口を使うのがベストです。

ケース内に入れられた柔軟剤は、洗剤で洗いすすぎが終わった後のタイミングで、洗濯機内に自動で投入されます。わざわざ自分で調整しなくても、それぞれをベストなタイミングで使用できるでしょう。

柔軟剤用の投入口がない場合は、2回目のすすぎが始まったタイミングで、自分で入れるようにします。衣類の上から回しかけ、全体に均等になじむようにしましょう。

柔軟剤の大量使用は避けて

香りにこだわった柔軟剤が増えている今、「お気に入りの匂いをより強く楽しみたい」という思いから、規定量以上に投入するケースが増加しています。柔軟剤の量を増やせば、確かに香りは強まりますが、それ以上のデメリットも。

例えば、柔軟剤を大量に使用すると、洗濯物の表面に残り、べた付いてしまう可能性があります。吸水性が悪くなり、タオルや下着など、本来の役割を果たせなくなる恐れもあるでしょう。

また柔軟剤に含まれる化学成分は、肌にとって刺激となるもの。肌が薄い子供や敏感肌の人にとって、特にその影響は大きくなります。肌荒れやアレルギーの原因になる恐れもあるため、十分に注意、適量での使用を心掛けましょう。

上手に使えば、洗濯物を柔らかくいい香りに仕上げてくれる柔軟剤。一方で、その使い方を誤ると、「効果が出ない」「肌に負担を与えてしまう」といったリスクもあります。

これまで意識したことがなかったという場合は、ぜひ自宅の洗濯機のどこに柔軟剤用の投入口が用意されているのか、確認するところからスタートしてみてくださいね。

※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。


[文・構成/grape編集部]


出典
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