『レック Presents BEST OF THE SUPER Jr.31』エディオンアリーナ大阪(府立体育会館)第2競技場(2024年5月22日)
Bブロック公式戦 ○SHOvsDOUKI×

 IWGPジュニア王者・SHOが1ヵ月ぶりの再戦となったDOUKIを返り討ちにし、スーパージュニア4勝目。「この俺とは格が違うんだよ」と勝ち誇り、決勝戦での「余裕で圧勝」を予告した。

 SHOはここまで2勝3敗と黒星先行。この日、途中欠場が決まったアキラとの公式戦が不戦勝となり、勝ち点6で7戦目に臨んだ。相手はDOUKI。4・29鹿児島大会におけるIWGPジュニア戦以来の再戦となった。

 先入場のDOUKIをSHOがイスを手に入場ゲート前で待ち構えたが、DOUKIがその背後から襲い殴りかかって裏をかいた。開始のゴングが鳴るとフライングヘッドシザースで場外に吹き飛ばしたが、場外戦になるとSHOがDOUKIをゴミ箱送りに。徹底した腹部攻めで主導権を握った。

 耐えたDOUKIはフライングクロスチョップで反撃を開始。スライディングキックで突っ込み、SHOが場外でパワーボムを仕掛けてもフランケンシュタイナーでゴミ箱に吹き飛ばしてお返しだ。リングに戻ってもDDTで突き刺し、土遁の術も決めたが、続くデイブレイクはSHOがレフェリーを盾にして回避。スピアーでなぎ倒したが、DOUKIもショックアローをイタリアンストレッチNo.32で切り返した。

 切り抜けた石森はクロスアームパイルドライバーで突き刺したが、DOUKIは再びイタリアンストレッチNo.32で捕獲。ここで裕二郎がゴングを鳴らし、決着と勘違いしたDOUKIは技を解いてしまう。SHOはローブローからのスクールボーイで丸め込み、返されてもDOUKIをレフェリーに激突させて無法地帯に。トーチャーツールを手にすると、DOUKIは鉄パイプを持ち出して徹底抗戦の構え。SHOが腹部を殴打しても、ローブローをお返しし、鉄パイプをノドに食い込ませての土遁の術を敢行した。

 これでSHOは大の字。すかさずDOUKIは摩利支天で追い討ちをかけたが、裕二郎がレフェリーを場外に引きずりおろして3カウントを入れさせない。ステッキでDOUKIを殴打した裕二郎は加勢を狙ったタイチをフロントハイキックで蹴散らすと、ピンプジュースでDOUKIをグサリ。倒れたDOUKIの上にSHOを乗せると、レフェリーをリングに戻した。

 DOUKIも3カウント寸前に肩を上げた。タイチが急所蹴り、アックスボンバーで裕二郎を排除すると、「DOUKI行け!」と託してバックステージに連行した。すかさずDOUKIがデイブレイクで追い討ち。スープレックス・デ・ラ・ルナを仕掛けたが、阻止したSHOは凶器入りレガースによるミドルキックを連発。サッカーボールキックで腹部を蹴り飛ばすと、高橋裕二郎ばりの東京ピンプスならぬ宇和島ピンプスで叩きつけて3カウントを奪った。

 SHOがタイトルマッチに続いてDOUKIを返り討ち。スーパージュニア4勝目を挙げ、勝ち点を8に伸ばした。「おめえ何度やっても一緒だよ。チャンピオンのこの俺とは格が違うんだよ」と言い放ったSHOは「こいつだけじゃねえ。出てるヤツら全員だよ。俺とは格が違うんだよ。そんな格下のヤツが決勝上がってきてもよ、メインでやる必要なんかねえやねえか」と吐き捨てた。新日ジュニア勢にとって歓迎すべき6・9大阪城大会の優勝戦メインを否定したSHOは「どうせ俺が余裕で勝つんだからよ、俺が余裕で圧勝するからよ。どっちにしろおめえも含めたジュニア全員、この俺とは格が違うんだよ」と豪語。大ブーイングのバッドエンドでスーパージュニア大阪大会の幕が下りた。

 これでBブロックは5勝2敗のイーグルスが勝ち点10で単独首位。4勝2敗のKUSHIDA、ヒロム、モロニー、4勝3敗のDOUKI、SHOが勝ち点8で追う状況となった。