『レック Presents BEST OF THE SUPER Jr.31』エディオンアリーナ大阪(府立体育会館)第2競技場(2024年5月22日)
Aブロック公式戦 ○エル・デスペラードvsクラーク・コナーズ×

 首位対決でコナーズが大暴走。不本意な反則勝利の末にマスク剥ぎの屈辱を味わったデスペラードは「ハードコアやりてえんだったら相手してやるよ」とスーパージュニア後の決着戦を見据えた。

 Bブロックは4人が首位タイの混戦模様。悲願の初優勝を狙うデスペラードがこの日、7戦目でコナーズとの首位対決に臨んだ。

 入場時、持参したイスをコナーズがデスペラードに向かって放り投げると、デスペラードも「ハードコア、やりてえってよ!」と判断。イスチャンバラで幕を開けると、両者は激しく殴り合う。コナーズがぶちかましでデスペラードを場外に吹き飛ばしたのを合図に場外戦に突入。コナーズが壁に叩きつけたり、プラ柵を投げつけたりと荒っぽく痛めつけた。

 延々と場外戦が続く中、デスペラードはフラップジャックでコナーズをエプロンに叩きつけ、客席に投げ飛ばした。コナーズも譲らずスピアーで突進。パワースラムを場外で決めると、パワーボムでテーブル葬にした。

 ようやく戦場がリングに戻ったかに思われたが、デスペラードがラリアットでコナーズを場外に落として場外戦へ。コナーズの顔面にイスをセットして容赦なくイスを振り下ろした。イスを手にデスペラードがリングに戻ると、レフェリーが没収。次の瞬間、コナーズがスピアーを突き刺したが、No Chaserはデスペラードが決めさせず。ロコモノをぶち込み、ピンチェ・ロコで仕上げに入ろうとした。

 阻止したコナーズもショートレンジラリアットを振り抜いて譲らず。スピアーで豪快にねじ伏せると、馬乗りになってパンチを連打。No Chaserを爆発させたが、ニアロープで3カウントは入らない。中指を突き立てたデスペラードにコナーズは激怒。レフェリーの制止も無視して再び馬乗りパンチを連打し、反則裁定が下された。

 ゴングが鳴らされてもコナーズは収まらない。スピアーでデスペラードをねじ伏せ、マスクを剥ぎ取ると、テーブルの破片で殴りつけた。デスペラードが5勝目で勝ち点を10に伸ばしたものの、屈辱を味わわされては黙っていられるはずがない。「コナーズ、俺が納得する場所を用意しろ。レフェリーとリングと周りのスタッフだ。ハードコアやりてえんだったら相手してやるよ」とスーパージュニア後の再戦を見据えた。対するコナーズも奪い取ったマスクを手に「言ったろう。あいつ殺してやる!」と宣言。両者の決着戦は避けられない状況となった。

 大阪大会を終えて、Aブロックはデスペラード、ティタンが勝ち点10で首位タイ。コナーズ、クリスチャン、HAYATAが勝ち点8で追う状況となった。公式戦は残り2試合。デスペラードの次戦は5・26代々木大会でTJPとの対戦を控える。3敗目を喫したコナーズはナイトと激突する。