テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月〜金曜・午前8時)は9日、中高年の多くが直面すると言われる心の不安「ミッドライフ・クライシス」を特集した。

 コメンテーターを務める昨年テレビ朝日を定年退職した玉川徹氏は「今、振り返ってみると30代後半とか40代前半になってくると、例えば同期なんか見ると、そろそろ偉くなるかどうかの差がついてくる」などとし「そうなると先が若干、見えるんです。例えば僕も30代半ばになるとテレビ朝日の中で偉くはなれないなとわかったんです。じゃあどうしよう?と。ディレクターをずっとやってても、ディレクターの先輩見てもある程度の年齢になると、管理職みたいなことさせられて」と振り返ると、番組では、2002年に官僚を全力疾走で追いかけながら突撃取材する、当時39歳の玉川氏の姿をVTRで放送した。

 このVTRに玉川氏は「ちょうどこのころ、迷っていたころです」と明かし、司会の羽鳥慎一アナウンサーは「玉川徹の名場面なんです。官僚の方を追いかけてインタビューを続ける名場面なんです」と紹介していた。

 さらに羽鳥アナは「この時は悩みを脱していた時なんですか?」と聞くと「脱しているんです」と玉川氏は明かし、自身が番組に出演する新たな生き方を見つけたことを振り返っていた。