俳優・浦井健治が15日、東京・よみうり大手町ホールで主演ミュージカル「モンパルナスの奇跡〜孤高の画家モディリアーニ〜」(23日まで)の初日を迎えた。

 稀代の美男芸術家・モディリアーニ(浦井)の才能にほれ込み、支え続けたズボロフスキー(稲葉友)の2人を巡る友情と真実の愛、芸術にかける執念とプライドを描く。

 本番前の公開通し稽古では、浦井、俳優の稲葉友、女優の宮澤佐江、秋本奈緒美、演出のG2氏が取材に応じた。浦井は「基本的には舞台にいるので、水分補給もできない。大変です。でも、オリジナル作品だからこそ、ピュアに物語を描いてくれた。希望をこの作品に背負わせて、全員でしっかりやっていきたい」と意気込んだ。

 本番を直前に控えることに、秋本は「稽古場ではきゅっと濃い時間を過ごしてきた。千秋楽まで走り抜けたい」。宮澤も「やればやるほど、どんどんこの作品の魅力がいろんなところにあると実感する。涙するシーンが毎回違う」とアピールした。稲葉は「ステキな座組。とても幸せです」と感無量の様子だった。