◆パ・リーグ 西武3x―1日本ハム(1日・ベルーナドーム)

 日本ハムは今季初のサヨナラ負けを喫し、5月最初の一戦を落とした。1―1で迎えた9回に、今カードから初昇格した斎藤友貴哉投手が移籍後初登板。2死三塁から西武・若林にこの日2本目となるサヨナラ2ランを浴びた。

 新庄剛志監督は試合後「今日はもう若林くんですよ。福島くんからホームラン打って、最後ああいう決め方で。日頃練習した成果を若林くんが出せた」と相手のヒーローをたたえ「今までずっといい勝ち方をして。今日はサヨナラ負けしましたけど、サヨナラ負けって意外に切り替えられるんですよ」と前を向いた。

 右膝前十字じん帯断裂の大けがを乗り越えて復活マウンドに上がった斎藤友については「ボール自体、すごく良くてね。この悔しさは成長につながる」と話し、「本当に苦しいリハビリから、それをクリアしてこのマウンドで投げられたことは、もう『おめでとう』と言いたいです。苦しかったと思いますよ、リハビリ期間中は」と思いやった。