◆米大リーグ ナショナルズ―ブルージェイズ(3日・米ワシントンDC=ナショナルズパーク)

 ブルージェイズの菊池雄星投手(32)が3日(日本時間4日)、ナショナルズ戦で先発登板した。

 菊池は3点の援護をもらって迎えた2回1死から単打と二塁打で二、三塁とされたが後続を三振と三ゴロに仕留めて無失点で切り抜けた。3回には先頭のヤングに左越え二塁打を打たれ、エイブラムズに適時右前打を許し失点。その後さらに1死一、三塁のピンチに立たされたが、5番ルイーズを遊併殺打に打ち取り、1失点でしのいだ。4回先頭からは5者連続三振を奪い、5回1失点で勝ち投手の権利を得た。

 菊池はこの試合前まで今季6試合に登板し、2勝2敗、防御率2・94。

 前回登板は4月27日(日本時間28日)のドジャース戦で、6回を投げ9安打4失点3奪三振。5試合ぶりの今季2敗目を喫したが、花巻東高の後輩・大谷翔平投手(29)との対戦では3打数1安打。二ゴロ、右前適時打、空振り三振という内容で、適時打は158キロの直球を、打球速度191・8キロと痛烈にはじき返された。「打球が速すぎて見えなかった」と舌を巻く当たりだった。