「涙の女王」で人気沸騰のキム・スヒョン、2013年の代表作「星から来たあなた」の頃と変わらない若々しいビジュアルも反響

4月28日に韓国で最終回を迎えた大ヒットドラマ「涙の女王」。「愛の不時着」(2019年)の脚本家パク・ジウンの最新作とあって放送開始前から高い期待を集めてきた同作は、回を重ねるごとに最高視聴率を更新。「愛の不時着」や「トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜」(2016年)など数々の名作を輩出してきた韓国のケーブル局・tvNの歴代視聴率でも、これらの名作を抑えて1位を獲得するなど、大反響を巻き起こしている。

その主演俳優として変わらぬ人気を証明した俳優キム・スヒョンが、3月の放送開始直後に韓国の国民的トークショー「ユ・クイズ ON THE BLOCK」に出演。「涙の女王」をはじめとする自身の代表作や学生時代の貴重な裏話を明かし、話題を呼んだ。

「ユ・クイズ ON THE BLOCK」(キム・スヒョンが出演した「#235」は5月29日(水)にMnetにて放送)は、数々の人気番組で司会を務める韓国の国民的MCユ・ジェソクと売れっ子タレントのチョ・セホが、多彩なジャンルで活躍するスペシャリストをゲストに招き、あらゆる質問を投げかけトークを繰り広げるバラエティ番組。

"マイデスティニー特集"と題されたこの放送回で、Netflixアジア太平洋コンテンツ総括のキム・ミニョン、女優コン・ヒョジンの実母キム・オクランに続いて登場したスヒョン。

ドラマのOST「My Destiny」が大ヒットしたことでも知られる、自身の代表作「星から来たあなた」(2013年)から早や11年――2月に36歳を迎えたばかりだが、当時と驚くほど変わらない爽やかなビジュアルは健在で、番組の予告が公開された際にも話題となったほどだ。

7年ぶりの再会となったユ・ジェソクと熱いハグを交わすと、前日もあまり眠れず、この現場にも早く到着しすぎてしまったことを告白するなど、久しぶりのバラエティに緊張している様子のスヒョン。それでも、ジェソクの巧みな話術によって、ブレイクのきっかけとなった「ドリームハイ」(2011年)の頃のバラエティ共演についてジョーク交じりに振り返るなど、幼少期から俳優を志したきっかけ、浪人時代の話、演技に対する悩みまで、多彩なトークで丸裸にされていく。

中でも、やはり話題の中心は、「星から来たあなた」のパク・ジウン(脚本家)と3度目のタッグを組んだ「涙の女王」について。本作は、すっかり関係が冷え切った結婚3年目の夫婦が、離婚を決意した矢先に"ある危機"に直面し、再び愛を芽生えさせていく姿を描いたロマンティックコメディ。スヒョンは、"デパート業界の女王"と呼ばれる財別令嬢ホン・ヘイン(キム・ジウォン)と結婚し、"逆玉"に乗った田舎出身の弁護士ペク・ヒョヌを演じた。

田舎では"スーパーマーケットの王子"とされているヒョヌは、頭脳明晰で完璧なビジュアルを持つ青年ながらも、ことあるごとに泣き出してしまう激情家で、ちょっぴり"残念"なキャラクターだ。劇中のコミカルな演技について、「ほとんど毎回泣いているのではないかと思うほどたくさん泣きます(笑)。それに"今回は面白く演じてほしい"とジウンさんから要求されたので、できるところまで最善を尽くしました」と明かしたスヒョン。ドラマにカメオ出演しているチョ・セホが、スヒョンを称賛していたというジウンの話をすると、「愛しています」と指ハートを送る場面も飛び出した。

トークの端々から、芝居に対する取り組み方や、共演者・スタッフへのリスペクトが滲み出るなど、真摯な人柄が窺えたスヒョン。真剣なトーンで自らの役作りを語る一方で、ジェソクのムチャぶりにも笑顔で応じ、かつてファンミーティングでも披露したことがあるという特技(？)の"ヨーデル"を恥ずかしそうに歌って見せる場面も。慣れないバラエティに緊張しながらも、終始笑顔で応えていたスヒョンのチャーミングな魅力に溢れていた。

文＝HOMINIS編集部