20〜60代が、毎月自由に使える金額はどの程度か。ロイヤリティ マーケティング(東京都渋谷区)が調査結果を発表し、最も回答が集まったのは「2万〜3万円未満」(18.4%)だった。

 毎月自由に使える金額を世代別に見ると、Z世代では「3万〜5万円未満」(19.6%)、Y世代は「1万〜2万円未満」「2万〜3万円未満」(各16.9%)、X世代は「2万〜3万円未満」(19.8%)に最も回答が集まった。

 毎月自由に使えるお金を何に使いたいかについて、全ての世代で「旅行/観光」「外食/食事」がそれぞれ1、2位を獲得した。また、若い世代ほど「預貯金」「投資」と回答した割合が高く、Z世代では38.0%が「預貯金」、22.2%が「投資」と回答。子育て層では「ファッション/美容」の回答率が高かった。

 今後保有したい金融資産・不動産資産についてZ・Y・X世代のそれぞれ約3割が「NISA」と回答した。現在保有している金融資産・不動産資産ではNISAと回答した人が全ての世代で2割を超え、特にZ・Y世代では「普通預貯金」に次いで回答率が高かった。

 毎月の預貯金では「していない」(23.9%)と回答した人が最も多かった。以下は「1万〜3万円未満」(22.7%)、「1万円未満」(22.6%)が続いた。

 Z・Y・X世代では「3万円未満」(「していない」「1万円未満」「1万〜3万円未満」の合計)が7割弱となり、59〜69歳では34.0%が「していない」と回答した。保有している金融資産額は「200万円未満」(21.1%)と回答した人が最も多かった。

 3月5〜9日に、インターネットで調査した。対象は「Pontaリサーチ」会員かつ国内在住の20〜60代男女で、20〜27歳をZ世代、28〜43歳をY世代、44〜58歳をX世代とした。