中国HONORは5月22日(中央ヨーロッパ夏時間)、仏パリで開催のテクノロジーイベントVivaTechで、米Google Cloudと提携し、次世代AI体験を提供する計画を発表した。

 発表文には、「Google Cloudを使用した今後の生成AI体験」が「スマートフォンに搭載される予定であり、ユーザー体験を向上させるエキサイティングな可能性が開かれる」とのみ記されているが、同社は米CNBCに対し、この提携にはGoogleのAIアシスタント「Gemini」とテキストから画像を生成する「Imagen 2」の搭載が含まれると語った。

 ジョージ・シャオCEOは基調講演で、「デバイス上のAIのパーソナライズ、直感性、プライバシー保護を組み合わせることで、誰もが安全かつ確実にAIの可能性を最大限に引き出せると信じている」と語った。

 HONORは、2月に発表した「Magic 6 Pro」でも最大の特徴として「AIのマジック」を打ち出している。

 韓国Samsung Electronicsも1月に、Google Cloudとの提携を発表している。こちらもGemini ProとImagen 2をVertex AI経由で導入するというもので、まずは「Samsung Galaxy S24」シリーズから開始するとしていた。