ゴールデンウィーク直前に、噴火警戒レベルが1に引き下げられた阿蘇中岳。多い日には1日6000人もの観光客がつめかけましたが、15日は、火口見学に訪れた車が次々とUターン。福岡管区気象台は火口から半径1キロ以内に影響を及ぼす噴火の可能性があることから、15日午前10時半、噴火警戒レベルを2の火口周辺規制に引き上げました。

 火口周辺1キロの立ち入りを規制していて、阿蘇山上広場までは行くことができるものの、火口見学はできなくなりました。

 大分からの観光客

「午前7時半くらいに着いたら、すごく煙が上がっていたんですよ。それ見てびっくりした」

 横浜からの観光客

「今回のツーリングのメインだったんですけど、すごく残念です」

 福岡管区気象台は、風下側では火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで降る恐れがあるとして注意を促しています。