8日、神戸市北区に住む中国人留学生の女性(20)が「中国大使館をかたる人物から詐欺にあった」と兵庫県警神戸北署に相談した。同署によると、女性は現金計約600万円だましとられたとみられる。

 同署によると、4月12日午後7時35分ごろ、女性の携帯電話に「個人情報が漏れており、あなた名義のキャッシュカードが作られ詐欺に使われている。被害額を支払うか、強制送還されるか選んでください」と連絡があったという。

 女性は、中国に住む親に相談するなどした上で、4月19日から22日までの間に現金計約600万円を相手の指定する中国の口座にインターネットバンキングを利用して振り込んだという。女性の親が中国の警察に相談するなどして発覚したという。

 同署は、特殊詐欺事件とみて調べる。