2024年のゴールデンウィークも後半戦が始まりました。4連休となりますが、クルマで移動する前には必ずタイヤをチェックしましょう。

出掛ける前に…タイヤを見て!

 2024年4月26日にJAF(一般社団法人日本自動車連盟)は、ゴールデンウィーク期間中に発生しやすいクルマのトラブルを発表しました。
 
 とくにタイヤのトラブルが挙げられますが、なにを注意すれば良いのでしょうか。

 JAFによれば、2024年のゴールデンウィーク(2023年 4月29日から5月8日まで)に行ったロードサービス(四輪・二輪)は全国で6万2766件だったと言います。

 では、どのような出動理由があったのでしょうか。四輪・二輪合計のTOP10は以下の通りです。

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【一般道路/高速道路の合計】
 1.過放電バッテリー:2万2023件
 2.タイヤのパンク、バースト、エアー圧不足:
1万2654件
 3.破損/劣化バッテリー:3755件
 4.落輪・落込:3681件
 5.キー閉じ込み:3196件
 6.事故:2422件
 7.燃料切れ:1296件
 8.発電機/充電回路:855件
 9.ハンドルロック・キー作動機構:620件
 10.スタータモータ:572件
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 このとおり、バッテリー上がりが2万2023件(35.09%)で最も多い結果に。

 これはGWで久しぶりにクルマを動かすことや、ライトなどの消し忘れなどを原因としています。

 次いでタイヤのトラブルが1万2654件(20.16%)でした。

 タイヤの空気圧不足は燃費の悪化や偏磨耗、バーストの原因になります。

 走行中のタイヤのパンクやバーストは周囲を巻き込んだ事故に発展する可能性があり大変危険です。

 そのため出かける前にはタイヤの空気圧を確認しましょう。

 見ただけでもタイヤがたるんでいる状態であればすぐにでも空気の充填が必要となります。

 また、タイヤが道路と接する「トレッド面」や銘柄が書いてある部分「サイドウォール」にふくらみや傷などが無いかを確認しておきましょう。

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 なお余談ですが、新品タイヤなどにはタイヤに赤色や黄色の丸いマークが付いていることがります。

 これはどちらの印もタイヤをホイールと組み合わせるときの「目印」として使われるものです。

 赤色は「ユニフォミティマーク」というものでタイヤを回転させたときに最も出っ張る部分やゴムが最も硬い部分につけられます。

 黄色は「軽点マーク」というもので、タイヤの最も軽い部分につけられホイールで最も重いエアバルブの位置に合わせることで重量のバランスをとる時に使われています。