ホンダのフィリピン法人は2024年5月14日、コンパクトカー「シティハッチバック」の改良モデルを発表しました。どのようなモデルなのでしょうか。

ホンダ新型「シティ」発表! 約310万円から

 ホンダのフィリピン法人は2024年5月14日、コンパクトカー「シティハッチバック」の改良モデルを発表し、予約受付を開始しました。

 初代シティは1981年にデビュー。「トールボーイ」と呼ばれる背の高いハッチバックモデルで、若者を中心に大ヒットしました。

 1986年に登場した2代目はスタイルをワイド&ローへと路線変更。販売は低迷し、1995年をもって国内販売を終えました。

 ただその名は1996年、新興国向けのコンパクトセダンへと受け継がれることになります。そこから代を重ね、2019年登場の7代目では派生モデルとしてハッチバックが加わり、今に至っています。

 フィリピン仕様のシティハッチバックは「RS」グレードのみの設定で、内外装がスポーティな雰囲気に仕上げられています。

 ボディサイズは全長4349mm×全幅1748mm×全高1488mm、ホイールベース2600mm。日本で販売されている「フィット」よりひと回り大きなサイズ感です。

 パワーユニットは最高出力121ps/最大トルク145Nmを発生する1.5リッターガソリンエンジンで、CVT(パドルシフト付き)を組み合わせています。

 今回の改良ポイントは、まず衝突軽減ブレーキ、誤発進抑制機能、アダプティブクルーズコントロール(ACC)、車線維持支援システム(LKAS)などをセットにした安全運転支援システム「ホンダ センシング」の搭載です。

 また、ボディカラーを従来の4色(ホワイトパール、ダークグレーメタリック、レッドメタリック、ブルーメタリック)に加えて、「ソニックグレーパール」という最近トレンドのセメントカラーを新設定しました。ホイールのデザインも変更されます。価格は115万3000ペソ(約310万円)です。