2002年に誕生したサクシードは20年以上のモデルサイクルを誇り、多くの企業で働くクルマとして活躍してくれています。そのレーシーな仕様が中古車市場に登場して話題になっています。

速そうなサクシード現る!

 営業車でおなじみのトヨタ「サクシード」にレーシーな仕様が中古車市場に登場して話題になっています。
 
 いったいどのような個体なのでしょうか。

 2002年に誕生したサクシードは20年以上のモデルサイクルを誇り、多くの企業で働くクルマとして活躍してくれています。

 最近では、シンプルな内外装の造りからカスタムベースとしても人気が高く、キャンパーやSUVテイストのクルマとして購入する層も増えてきました。

 また、シートの出来も商用バンとは思えない素晴らしさで、とくに腰回りのサポートは長時間の運転でも苦になりません。

 ボディサイズも扱いやすい全長4300mm×全幅1695mm×全高1510mmで裏道でもスムーズな運転が可能です。

 ほかにもサクシードは積載量の高さが魅力で、後席を倒した状態の荷室は、荷室幅1420mm×荷室高935mm×荷室長1810mmを誇ります。

 そのほかの特徴としてはサクシードの最大積載量は450kgもあるため、サスペンションはしなやかさと硬さを兼ね備えた優れた操縦性を実現しています。

 また、信頼性の高い1NZ-FE型ガソリンエンジンはとにかく故障が少なく、20万kmを超えても現役として活躍している個体が多いようです。

 なおサクシードですが、ワゴンは2013年、バンも2020年に生産終了となっており、現在は兄弟車の「プロボックス」に統合されています。

 そんな実用性の高さだけなく、走りの良さも人気のサクシードですが、レーシーな仕様が中古車市場に登場し話題になっています。

 この速そうなサクシードは中古車販売からボディコーティングまで幅広く行う「B-RIDE AUTO」の取り扱い車両で、2004年式のモデルになります。

 B-RIDE AUTOの担当者はこの車両の特徴について次のように話します。

「ハコスカなど昭和40から50年代の日本の旧車をイメージしたカスタムとなっております。

 オーバーフェンダーや旧車に近いマフラーを取り付けることで旧車らしさを表現されました」

 ボディカラーはベージュ系にリペイントされ、1.5リッターの4速AT、FFモデルです。

 走行距離は17万4000kmで16万4000km時点でメーターが交換されました。

 そして、このサクシードの最大のトピックは、オーバーフェンダーによるワイドボディ化で3ナンバー公認車両になっていることです。

 さらにワイド化に伴い、足回りを車高調の社外品に換装しローダウンされ、アルミホイールもワイドタイプに変更済みです。

 さらにフロントにはチンスポイラーが装着され、カラーリングと相まって迫力のエクステリアになっています。

 また、エンブレムやステッカーは除去され、マフラーも旧車風の社外品に換装済みです。

 インテリアは基本的にオリジナルですが、ステアリングがエアバッグレスのウッドタイプに交換されています。

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 今回の個体の車両本体価格は98万円(税込)にて取扱中です。

 なお、今回のサクシードは個人のカスタム車だったものを譲り受けているため、他のモデルで同様のカスタムを施す予定はないとのことです。