日産は新型「キックス」を発表し、2024年6月20日に発売します。

「キックス」の一部改良

 日産は2024年5月16日、「キックス」の一部改良し、90周年記念車「90th Anniversary」と同時に発表しました。なお、同年6月20日の発売を予定しています。

 近年需要が高まりシェア争いが苛烈となっているコンパクトSUV市場。

 日産自動車(日産)は後発ながらそこに参戦。2020年6月24日、完全新型のコンパクトSUV「キックス」を発表・発売しました。

 キックスは日産独自のハイブリッドシステム「e-POWER」を搭載。エンジンは発電専用で、モーターのみでタイヤを駆動するシステムです。

 現在のグレードは、「X」「Xツートンインテリアエディション」「オーテック」と今回追加された「X 90th Aniversary」の4種類。それぞれに前輪駆動と四輪駆動を設定しています。

  Xは基準車といえるグレードで、ツートーンインテリアエディションはシート表皮とインパネが2色となるオシャレなグレード。

 オーテックはカスタマイズグレードで、内外装に特別な装備を施し、高級感とスポーティ感を高めています。

 ボディサイズは全長4290×全幅1760×全高1605mm。室内は5人乗り。コンパクトSUVではありますが、前席のシート形状を最適化したため後部座席の足元が広くとられ、前席でゆったりと乗ることが可能です。

 シートはマットスプリングタイプのゼログラビティシートを採用したことで快適性を高め、ドライバーの疲労軽減も期待できるでしょう。

 後席は1:2のセパレートで可倒式。276〜423Lの容量があり、大型のスーツケースやゴルフバッグも積載可能です。

高級感を高めた改良新型、販売店への問い合わせは?

 今回、商品改良されたキックスは2024年6月20日に発売されます。

 改良ポイントは、移動物検知機能付きの「インテリジェント アラウンドビューモニター」を全車標準装備とし安全性を向上。

 以前の「スタイルエディション」のみの装備だったリアコンビランプ一体型バックドアフィニッシャーも全車標準としました。

 内装面では、上質なスムースレザーをハンドルに採用。触り心地の良いハンドルとなります。

 また、上述した日産の90周年を記念した特別車「90th Anniversary」も用意。電動車であることを象徴するカッパー色をエクステリアのアクセントとして随所に配色。

 カッパーストライプを施したドアミラーとガンメタリック塗装のアルミホイール(17インチ)も標準装備としています。

 内装面では、ブラックの合皮と繊維のコンビシートを採用し「90th Aniversary」の記念タグをレイアウト。

 インテリジェントルームミラーの他、前席ヒートシーター、ステアリングヒーターも標準装備となります。

 今回の発売を前に、販売店にはこのような声が寄せられているようです。

 関東圏の販売店担当者は次のように話します。

「キックスの仕様向上に伴い、はやくも問い合わせがありました。

 一直線になったテールランプなどデザインとして最新のものになり、上々の反響をいただいております。

 また、カッパー色が施されている90th Anniversaryも『ぱっと見で通常とは違うキックスで特別感があっていい』という声がありました」

 また関西圏の販売店担当者は次のように話します。

「今回のキックスは6月20日より発売予定でまだオーダーを開始していませんが、はやくも『オーダーをしたい』という声があります。

 特別仕様車90th Anniversaryについても、いくつか問い合わせがありました。

 現在『オーラ』などでも90周年モデルがありますが、今しか買えないということもあり人気があります。

 キックスの特別仕様車についても発売開始と同時に多くのオーダーが入ってくるかと思います」