元東レ取締役で、家族の介護などをテーマにした著書で知られる佐々木常夫(ささき・つねお)さんが4月28日午前5時37分、尿管がんのため東京都内の病院で死去した。79歳。秋田市出身。葬儀・告別式は近親者のみで行う。喪主は長女福山美穂子(ふくやま・みほこ)さん。

 1969年、東大卒業後、東洋レーヨン(現東レ)に入社し、取締役などを歴任。2003年、東レ経営研究所社長に就任した。

 会社員としての自身の生活と家族の介護を巡る体験をまとめた「ビッグツリー」をはじめ、リーダーシップや、仕事と家庭の両立に関する多くの著書を残した。