関西経済同友会の代表幹事に就任した大林組の永井靖二副社長(65)は23日までに共同通信のインタビューに応じ、2025年大阪・関西万博の機運醸成を図るため、会場の人工島・夢洲(大阪市)での視察会を増やす計画を明らかにした。「木造巨大屋根『リング』の上からスケールを感じてもらう」と述べ、全国に44ある同友会にも参加を呼びかける考えだ。

 大林組は、万博会場を取り囲むように設置するリングの施工を担う建設会社の一つ。これまでも取引先などと約2時間の視察ツアーを連日実施し、建築の狙いや進展を説明してきた。永井氏は「地道な発信活動は手応えがある」と話した。