堺市中区のマンションで2022年、隣人の男性=当時(63)=を暴行し死亡させたとして傷害致死などの罪に問われた無職楠本大樹被告(34)の裁判員裁判が23日、大阪地裁堺支部(藤原美弥子裁判長)で開かれ、検察側は懲役14年を求刑した。

 初公判で被告は傷害致死罪について「死ぬような力を加えて殴ったことはない」と起訴内容を否認した。

 起訴状によると22年11月20日、隣人の男性の部屋で何らかの暴行を加え、肋骨多発骨折による両側性気胸で死亡させたなどとしている。