静岡県知事選で初当選した鈴木康友氏(66)は投開票から一夜明けた27日、浜松市の事務所で記者団の取材に応じた。自身の当選を伝える新聞に目を通し「応援してくれた人の期待に応え、県民の幸福度を高めたい」と抱負を述べた。

 知事選は6新人が争い、立憲民主、国民民主両党推薦の鈴木氏が、自民党推薦の大村慎一氏(60)との激戦を制した。元浜松市長の鈴木氏は「市長の経験を生かし、各地域の課題を解決し、不安を払拭していきたい」とも語った。

 一方、大村氏は27日午前7時半ごろから、JR静岡駅北口で通勤客らにあいさつした。「投票していただいたみなさまに感謝の気持ちでいっぱい」と話した。