【ソウル共同】韓国の尹錫悦政権の対日政策は弱腰の「屈辱外交」だと批判する市民団体は26日、日韓首脳会談が開かれたソウルの大統領府付近で抗議集会を開いた。有識者の間には来年の日韓国交正常化60周年に合わせた共同文書発出に前向きな声もあるが、団体は歴史問題などで「日本に免罪符を与える」として反対を訴えた。

 雨の中、旧日本軍の従軍慰安婦だった李容洙さん(95)も訪れ、元慰安婦らへの賠償を命じた韓国での確定判決に従うよう、日本政府に求めた。

 団体は領土・歴史問題を巡る日本側主張のほか、総務省が通信アプリLINEの運営元に韓国IT大手との資本関係見直しを求めたことも非難した。