女性弁護士を目指すヒロインが、同じ志を持つ仲間たちと法曹の世界に飛び込んでいく姿を描く連続テレビ小説『虎に翼』(NHK朝ドラ)。第24回(5月2日放送)では、法廷に立った直言が自白を強要されたことを意を決して告白する。

ヒロイン・寅子(伊藤沙莉)の父・直言(岡部たかし)は、恐怖のあまり公判中に倒れてしまう。しかし、自分の無実を信じる寅子の気持ちに応え、取り調べで自白を強要されたことを告白する。

しかし、弁護士を目指す猪爪家の書生・優三(仲野太賀)と寅子は検察が認めるはずがないと考えていた。無罪を勝ち取ることは絶望的と思われたが、「自傷防止のために直言に革手錠を使用した」という検察の説明から、寅子はある法律の条文を思い出し・・・。

本作は、戦前戦後に女性法律家の草分けとして足跡を残した三淵嘉子(みぶちよしこ)さんをモデルに、日本初の女性弁護士でのちに裁判官となる一人の女性が、困難な時代のなかで仲間とともに道なき道を切り開いていく物語。