激動の昭和時代、日本初の女性弁護士となったヒロインが法曹の世界で奮闘する姿を描く連続テレビ小説『虎に翼』(NHK朝ドラ)。第34回(5月16日放送)では、お見合い相手を探す寅子のもとをある人物が訪ねてくる。

ヒロイン・寅子(伊藤沙莉)は、「弁護士として社会的な信用を得るためにお見合いをさせてほしい」と、両親の直言(岡部たかし)とはる(石田ゆり子)に頭を下げる。一方、寅子の同期・よね(土居志央梨)と轟(戸塚純貴)は、花岡(岩田剛典)を呼び出して問いただしていた。

寅子の事情を理解したはるは「必ずいい人を見つける」と奔走するが、思うような相手はなかなか見つからないでいた。気落ちする寅子だったが、そこへある人物が訪ねてきて・・・。

本作は、戦前戦後に女性法律家の草分けとして足跡を残した三淵嘉子(みぶちよしこ)さんをモデルに、日本初の女性弁護士でのちに裁判官となる一人の女性が、困難な時代のなかで仲間とともに道なき道を切り開いていく物語。