激動の昭和時代、日本で初めての女性弁護士となったヒロインが、さまざまな壁にぶつかりながらも法曹の世界で奮闘する姿を描く連続テレビ小説『虎に翼』(NHK朝ドラ)。「男は度胸、女は愛嬌?」と題する第9週(5月27日〜31日放送)では、疎開先で終戦を迎えた寅子にある出来事が襲いかかる。

昭和20年(1945年)、東京大空襲で多くの人が被害に遭う第41回(5月27日放送)。度重なる空襲から逃れるため、ヒロイン・寅子(伊藤沙莉)と義姉・花江(森田望智)は子どもたちを連れて疎開する。空腹に耐えながら必死に暮らす寅子たち家族だが、そこにある知らせが届く。

やがて終戦を迎え、寅子の弟・直明(三山凌輝)が家族のもとへ帰ってくる。久しぶりの再会に大喜びする猪爪家だったが、直明は大学へは行かず、すぐにでも家族のためには働きたいと言い出して・・・。

本作は、戦前戦後に女性法律家の草分けとして足跡を残した三淵嘉子(みぶちよしこ)さんをモデルに、日本初の女性弁護士でのちに裁判官となる一人の女性が、困難な時代のなかで仲間とともに道なき道を切り開いていく物語。