小学生の子どもに「ゲーム機」を買うべきかどうかについて、SNSで話題になった。すると今度は、子どもたちがゲーム機でトラブルになった、という投稿がX(旧Twitter)で大きな注目を集めた。

そのトラブルとは、数人の子どもがそれぞれのゲーム機「ニンテンドースイッチ(Nintendo Switch)」を持ち寄って遊んでいた際、新品同様のSwitchを持っていた子のコントローラー(Joy-Con)が、誰かの古いものとすり替えられてしまった、というもの。しかし証拠がなく、泣き寝入りしたという。

この投稿に対して、「みんな持ってるから、本体もJoy-Conも買ったら直ぐにやるのがこれ」と、小学生の息子を持つ保護者が「Nintendo Switchの取り違え対策」をXに投稿。3万8千以上のいいねがついた。

購入したらまず→「シリアル情報」を保存

「(Switch本体の)シリアル情報を画面に表示してキャプチャ、追加で買った時も登録して最初にこれやる。この画面は親のスマホでも撮影!(←うちの子がこれやってるの知ってて本体の画面キャプチャ消されたことある)」

「本体でもキャプチャする理由は、(帰宅時に)子ども本人が自分のJoy-Conを判別するためです。悪意のすり替えじゃなく、友だちと遊んでいてJoy-Conが混ざることもあるので!間違いなく自分のJoy-Conを回収して帰るために、Switch本体にも入れておく方がいいと思います」

Xにそうポストしていた投稿者。Switchは本体1台につき、最大8人のユーザーを登録できる。子どもたちは「誰かが持ってきたSwitch本体1台」に自分たちが持ち寄ったJoy-Conを登録し、複数人でプレイするという。そのため、「登録も解除も子どもたちは慣れています」と、投稿者。

なお、取り違い対策として保存すべき「シリアル情報」などは、任天堂の公式サイト「Q&A(よくあるご質問)」にも詳しく解説されている。

コントローラーが「違う色」だった

Nintendo Switchの本体には、ユーザー情報やゲームのデータなどが保存されているため、「本体をすり替えた、という話は聞いたことがない」と、投稿者。しかしSwitchのコントローラー「Joy-Con」は、人気のベーシックカラー「ネオンブルー/ネオンレッド」のほか、赤や白、パステル系など、さまざまなカラーのモデルがあるが、似た色のJoy-Conを持った子ども同士が集まった場合、取り違えてしまうことがあるという。

「息子は小学生で、公園、自宅、友だちの家などで数人でSwitchで遊ぶことが多いです。取り違えがないようにジョイコンカバーを使用していましたが、遊びづらいらしく、友だちの家では外して遊んでいたようです。

息子のJoy-Conの色はブルーとネオンブルーなのですが、持ち帰った色が違ったため、その日一緒に遊んでいたお友だちに確認しました。たまたま違う色だったので気づきましたが、もし同じ色だったら……と、シリアルナンバーを記録することにしました。本体のシリアルナンバーと一緒にJoy-Conのシリアルナンバーもセットで保存することで、自分のJoy-Conが識別できます」(投稿者さん)

「故意のすり替え」や「盗難」ごく稀にあることも

単純な「取り違え」以外にも、「基本的に間違えて持ち帰るパターンなんですけど……ごく稀にいるんですよね。うちはその子、出禁にしてます」と、Xにポストしていた投稿者。貸したゲームソフトが返って来なかったこともあるという。

「以前、息子のSwitch本体のアルバムに入っていたはずのシリアル情報の画像が消えていたこともありました…。誰かが消しているところを見たわけではないため、確信はありません。

ゲームが終わって帰宅する際は、Joy-Conの色が友だちと同じ場合、うちの子はシリアルナンバーで自分のものを確認しています。なので、うちの子と遊んだことがある子は、息子のSwitchのアルバム内にシリアル情報が入っていることを知っています。息子に確認したところ、『あれがないと困るから自分は消してない』とのことでした」(投稿者さん)

大切なのは、「子どもの様子」に気づくこと

必要以上に「友だち」を疑うことを避けるためにも、「息子の場合、遊ぶ相手によって、持っていく物や遊びの内容を変えているようです。Switch本体ごと持っていく時もあれば、メンバーによってはソフトとプロコン(※グリップ型のワイヤレスコントローラー)だけ持っていくこともあります」と、投稿者。

また、親子で一緒にゲームをするなど、「子どもとの時間を作ること」も大切だと、投稿者は語る。

「親が事前に想像して対策をしても、実際には不十分な場合も多いです。もし異変があればすぐ対応することが大事ですし、そのためにも、『子どもの様子がなんかいつもと違う』ことに気づけるよう、今後も子どものたわいもない話を聞いたり、遊んでいる様子をただ見ている……という時間を作っていこうと思っています」(投稿者さん)

(まいどなニュース/Lmaga.jpニュース特約・はやかわ かな)