002_ママ(単体)_わたなべこ
夫婦の子育てや家事の分担については、それぞれの家庭でスタンスが違ってくるものでしょう。どうやって決めていくのか。その判断基準の1つは、旦那さんの収入になるかもしれませんね。ママスタコミュニティのあるママから、こんな質問がありました。

『日常生活や子どもの学費が全く心配ではない高収入だけれど育児を一切しない旦那と、稼ぎは普通でちょっと節約する必要があるけれど育児に協力的な旦那。結婚するならば、どっちがよいと思う?』

高収入や普通の収入が具体的にどのくらいの金額になるのかは、それぞれのママによって異なるものでしょう。ここでは、将来的にもお金の心配がないのが高収入、日常生活で少し節約を意識するのが普通の収入として考えていきます。お金はあるけれど育児はママが1人で行うケースと、節約を意識するけれど旦那さんは育児に協力的なケース、ママたちはどちらが理想と考えるのでしょうか。

高収入だけれど育児をしない旦那さんの方がよいと思う理由


育児のサービスを活用できる

『ワンオペでも外注できるぐらいの余裕があるなら問題なし』

もしママが1人で家事や育児をするとなっても、旦那さんの収入が高ければ、シッターさんや家事代行などの専門のサービスを活用できます。料金はかかりますが、それをカバーできるくらいの収入があれば、ママも遠慮なく取り入れることができるでしょう。旦那さんは育児にはノータッチですが、ほかの人にお願いできるので、結果的にママ自身の負担が減ってきますね。

ママ自身にもお金が使える

『高収入ならワンオペでも仕方ない。家事育児を頑張るご褒美に贅沢させていただきます』

旦那さんが家事や育児をしないでママが1人でこなしている分、ママも自由にお金を使うこともあるようです。例えばママの負担を減らすサービスや、便利な家電を取り入れるのもそうですし、ほしいものを買ったり食べたいものを食べたりできるのでしょう。そのような贅沢ができるくらい旦那さんの収入があった方がよいとの意見もあります。

お金の心配がないのは精神的安定につながる

『お金だけは旦那にしっかりしてもらう。お金の心配をしなくて済むのは精神的には楽』

普段の生活や子どもの学費、そして自分たちの老後資金など、お金に関する不安はあるものでしょう。でも旦那さんの収入が高ければ、そのような心配をかなり軽減することができそうですね。お金についての不安を感じない日々は、ママたちに心の平穏をもたらすようです。

育児をする旦那さんの方が好ましい。その理由は?

子どもと接する時間がないのは考えもの

『育児はお金では解決できない部分もたくさんあると思う。金さえあれば親ナシ愛情ナシでもよいのかと言ったら、そうではないと思う』

『夫は高収入だけれど、出張が多いし激務で家にほとんどいない。娘は夫のことをレアキャラだと思っている』

お金があればママの育児の負担は減りますが、旦那さんが育児をしないとなると、子どもと関わる時間が極端に少なくなってしまいます。お金で解決できる部分もあるでしょうが、親子の関わりに関しては、お金ではどうしようもないのでしょう。あるママの家庭ではパパが家にいることがほとんどなかったようで、逆にパパが家にいると子どもから珍しいと思われてしまうそうです。それは親として寂しいかもしれませんね。

夫婦で子育ての相談をしたい

『新しい家具はどんなものがよいかな? とか洗濯機どんなものがよいかな? とか話せないのも嫌。お金だけあっても埋まらない部分』

収入が普通であっても、旦那さんが育児に参加をすれば、夫婦の会話も増えそうです。育児について意見交換ができますし、何か買うときでも相談がしやすくなりますね。子どもとパパだけではなく、パパとママの関係もよくなるのでしょう。

子どももパパがいた方が楽しいと感じることもある

『どちらも経験したけど、家事と育児を一緒にしていた頃の方が楽しかった。今は高収入だけれど、仕事が忙しくてほぼワンオペ生活。家族みんなが集まってゆっくりできるときは、子どもたちがすごく喜んで楽しそう』

子どもが父親との関わりを求める場合もあるようです。普段はママが子育てをしていても、パパがいるとそれだけで子どもは嬉しいのでしょう。パパがなかなか時間が取れないからこそかもしれませんが、子どもにとって家族で過ごす時間はとても大切なものなのかもしれません。そういう時間をたくさん作るためにも、旦那さんが育児に参加するのは意義あることなのでしょう。

どちらがよいという正解はなし。それぞれの家庭で考えていこう


収入が高いけれど子育てをしない旦那さんと、収入は普通だけれど子育てをする旦那さん。この2つの選択肢があった場合、どちらがよいのか? は、ママたちの間でも議論されるテーマなのでしょう。結果的にはどちらが正解ということはなく、ママや旦那さんの考え方によって違ってきますね。旦那さんの子育て参加は収入だけで判断するのは難しいのかもしれませんが、旦那さんと子どもたちの関わりなどを考えさせられるトピックだったのではないでしょうか。